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「たった一人でいいのだ」ということをときどき思います。たとえば結城は本を書くのが仕事ですが、いつも「たったひとりのあなた」に向けて書くように心がけています。何千人何万人のモブとしての読者ではなく、たったひとりのあなたに向けて本を書く。ある日、あるとき、その「あなた」に本を手渡す。

考えてみると、むかしからそうだった。たくさんの女の子にモテモテになりたい!……という気持ちはそれほどは強くなくて、むしろ「たった一人でいいから、自分のことを深く深く好きになってくれる人がいたらいいな」と思っていました。わたしには「たった一人」でいいのです。たった一人、いればいい。

そんなことを思ったのは『逃げるは恥だが役に立つ』①のp.23で百合ちゃんの「誰からも一度も選ばれないってつらいじゃない?」というセリフを読んだから。たった一人で、いい。たった一人、いればいい。

2017-06-30 (Fri) 16:52:40