[rentwi.textfile.org]

高校までで学ぶ数学だけでも、一生楽しめるくらいの楽しい題材にあふれていると思っています。数式の読み方をちょっぴり押さえておき、数学の「定義」や「証明」を押さえておき、手を動かして泥臭く計算することをいとわなければ、とても楽しい。編み物やピアノレッスンやバドミントンのように楽しい。

数学者になるわけではないし、数学オリンピックに出るわけでもない。毎日のお仕事で数学がバリバリ出てくるわけでもない。そんな人でも、数学の本を読んだり、お昼休みに数学の問題を解いたり、興味を持った数式をいじってみたり。それはとても人生を豊かにすると思うのです。

本を読んだだけだとピンとこなくても、自分で手を動かして計算すると「わかる」ことがある。ああ、そういうことか!とね。そしてさらに「だったら、こんなことも言えるんじゃね?」と発想が広がる。勘違いもあるだろうし、計算間違いなんてしょっちゅう。でも、それでもいいのです。

テニスのサーブでフォルトしたことがない人はいない。なわとびやってて足に縄が引っかからなかった人はいない。歌で音程を外したり、大事な場面で言いまつがいすることもある。数学も同じです。勘違い。計算間違い。大ポカ。定義忘れに条件見落とし。それでも楽しみつつやっていくのが数学です。

相手の間違いを正すことと、相手のやる気を削ぐことは独立のはず。良い教師は、生徒の間違いをきちんと正しつつも、生徒のやる気を削がない技術を持っている。

悪い教師は真逆である。間違いを正さず、しかも生徒のやる気を削ぐ。

生徒の人格を尊重する態度は教師に必須であると思う。生徒を小馬鹿にしている良い教師はいない。

2017-08-11 (Fri) 16:30:45